【芝生日記】根を食害する害虫の駆除

引き続き芝生日記です。

害虫の発見と駆除

害虫の発見

根切りやコアリングをしても思ったほどの改善が見られない中、サッチング(堆積した古い芝の除去)のためにガーデンレーキをかけていると芝生がベロベロと剥がれてしまうところがありました。その周囲の芝を手で触ってみるとふかふかしていてこちらも簡単に剥がれてしまいました。剥がれた芝のあったところの土を見てみると、何やら白い幼虫が……(拡大注意)。

コガネムシの幼虫

1平米当たり10匹くらいいました😢調べてみると、写真に写る白っぽい幼虫はどうやらコガネムシの幼虫であることがわかりました。他にもう1種類似たような幼虫がいて、そちらはヨトウムシの仲間のようでした。

剥がれた芝の裏側を見てみると、本来あるべき白い根っこがほとんど見られなかったことから、芝生の成長が悪いのは害虫による食害が原因と推察しました。そこで殺虫剤を用いて駆除を試みることにしました。

害虫の駆除作業

2種類の殺虫剤を、スプレッダーを用いて散布しました。基本は土壌混和で使うものなので、芝生が剝がれた箇所は土壌混和で用い、そうでないところはコアリングの穴にも入れるように留意しました。

ハンドスプレッダー
  • ダイアジノン粒剤5
  • 成分はダイアジノン 5%。有機リン系の薬剤なので犬猫や小さい子どもがいる場合には注意が必要です。1平米当たり7.5 g程度となるように散布しました。

  • GFオルトランDX粒剤
  • 成分はアセフェート 2.5%とクロチアニジン 0.5%。アセフェートは有機リン系、クロチアニジンはネオニコチノイド。いわゆる青いオルトラン(パッケージが青色)の方です。芝生に適用があるのは赤いオルトラン(アセフェート 5%のみ含有)なのですが、ネオニコの特性からこちらを選択。周囲にはネオニコに悪影響を受けるとされるミツバチの姿は見られないし、哺乳類に対しても毒性の強い有機リン系の使用量も減らせると判断をしました(一応化学屋の身なので)。こちらも1平米当たり7.5 g程度となるように散布しました。

これらの殺虫剤を撒き終えたら散水して完了です。それと害虫駆除ではありませんが、庭の畑にマリーゴールドを植えて害虫除けとしました。

マリーゴールド

芝生の修復

修復方法の選択肢

芝生の剥げてしまった部分に対するアプローチとしては次の選択肢がありました。

  1. 自然に芝生が回復するのを待つ
  2. 他の場所で生育している芝生やロール芝を移植する
  3. 芝生の種を撒く(シーディング・オーバーシーディング)

今回は時期的に適した方法と考えられるシーディングを選択してみました。

シーディングとは

seedingすなわち種蒔きです。芝生の上に更に種を蒔いて補修する場合はオーバーシーディングと呼びます。

種の選択

庭の芝生はケンタッキーブルーグラスという草種ですが、ひとくちにケンタッキーブルーグラスといっても様々な品種があります。庭の芝生は外構業者さんが植えたため、品種までは分かりません。混合の可能性もあります。このような状況の中、入手可能なケンタッキーブルーグラスの種の中では唯一、ミッドナイトという品種の種が単一で販売されていましたのでこれを蒔くことにしました。

種蒔き

あらかじめ鍬で土をほぐしてから均し、そこに種を1平米当たり45 g程度となるように蒔きました。種のパッケージには1平米当たり1.5 dlと重量ではなく体積で記載されていましたがイチイチ体積を測るのは面倒なので、あらかじめおおよその密度が30 g/m2であることを計量で把握し、それを利用して重量換算しました。これなら電子スケールで量れるのでラクチンです。植物を植える時に土を被せるのに使う筒を利用して量り取り蒔きました。

種を蒔く時に用いた筒

種の重量を計量する様子

パッケージの記載の注意書きに従い数回に分散して蒔きました。一度に全量を蒔いてしまうとどうしても偏りが発生してしまうそうです。

芝の種をまいた直後の様子

種を蒔いた直後の様子。この後は手早く目土を被せます。

芝の種に目土をかぶせた様子

ふるいの細目を用いて芝の目土をこのように1 mm厚で被せました。土が厚すぎると光量不足で発芽不良となり、少なすぎると風で飛んだり乾燥したりしてしまいます。土を被せた後はホースで種に散水するのですが、この時のヘッドはシャワーモードの優しい水流を使用しました。芝の種は軽く、風や水流で容易に飛んだり流されたりしてしまうので慎重に作業しました。

シーディング後に重要なことは、とにかく乾燥させないことです。1日にできれば朝夕の2回は散水したいところです。ケンタッキーブルーグラスは成長が遅いので気長に待つこと10日、土の表面から新芽が出てきました。

芝の新芽

そして3週間ではご覧のとおり。その後も順調に育っています。よかった!

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