玄関チークドアの塗装をしました

はじめに

我が家の玄関ドアオプションであるチークドアのため、年1回以上の定期的なメンテナンスが必要です。先月下旬に玄関チークドアのメンテナンス(塗装)をしましたので報告します。

メンテナンスに用いた道具

写真に載っていないものもありますが、今回用意したのは以下のとおりです。

玄関チークドアの塗装に用いる道具
  • ラスター刷毛(塗装前の汚れ落とし用の刷毛)
  • 水性塗料用の筋交い刷毛と目地刷毛(メイン及び細部用の塗り刷毛)
  • メリヤスウェス
  • 塗料や刷毛洗い液などを入れる容器
  • 刷毛洗い液
  • 紙やすり(#180)と紙やすりのグリップ
  • チークドア用水性塗料; ヴォーダプラス
  • マスキングテープ、マスカー、養生テープ、ブルーシート(養生用具)
  • つなぎ
  • 脚立

スウェーデンハウスチークドアの専用塗料(ヴォーダプラス)は2022年新築時に入手した250 mL容のものを使用しました。2025年現在販売されているものは500 mL容となったようですが、値段は2倍にはなっていないようです。後述のとおり推奨メンテナンス法が変わっているので、容量の変更に伴い配合も変わったのかもしれません。

塗装作業

まず、ラスター刷毛でドアに付着したホコリ等を落とします。

次に、紙やすりで古い塗膜を落とします。カビが発生して黒ずんだところには別途専用のカビクリーナーを使うことが推奨されていますが、今回私は紙やすりで対応しました。

続いて周辺を養生してから、容器にヴォーダプラスを開けて刷毛塗りにて塗装していきました。メンテナンス方法が記載された冊子「ハウスケア読本」の2022年版では、少量のヴォーダプラスをメリヤスウェスに着けて擦り込む塗装方法が推奨となっていました。刷毛塗りでも使用できるものの、そうすると塗料が多く塗布されがちで、木目が消えてのっぺりとした塗り跡となりやすかったです。

2025年版の「ハウスケア読本」では、推奨塗装法が刷毛塗りとなり、ウェスによる擦り込み塗装の記載が無くなっています! 手元にあるヴォーダプラスは2022年製であり擦り込み塗装が想定されている配合と考えられますが、今回は刷毛塗りで塗装を行いました。

玄関チークドア塗装前の例その1

塗装前のチークドア。飾り枠の上下に染みができているのがお判りでしょうか? 長時間、ドアの表面が水で濡れているとこのように染みになってしまいます。

玄関ポーチには当然屋根があるのでドアが雨で濡れることは稀なのですが、冬季は北西の風により雪が吹き付け、それが融けてこのように染みになってしまいます。我が家の玄関ドアは西向きのため、冬は風雪に、夏は直射日光に晒される過酷な環境となっています……。

したがって、年に2回は玄関ドアの塗装を行っています。

玄関チークドア塗装後の例その1

飾り枠の下だけ塗装してみました。染みが目立たなくなりました! 目地刷毛で塗料を塗った後にメリヤスウェスで塗料を擦り込むという工程を何度か繰り返してこのようになりました。

別の例をお見せします。以下は飾り枠と窓枠の間を紙やすりで処理して古い塗料を除いた直後の写真と、そこを筋交い刷毛で塗装した後の写真です。

玄関チークドア塗装前の例その2

玄関チークドア塗装後の例その2

開始から終了までの流れ

最後に、開始から終了までの一連の流れと所要時間をご紹介します。

はじめに、30分くらいかけて養生しました。

玄関チークドア塗装前のマスキングの様子

その後、紙やすりで古い塗膜を剥がす作業とラスター刷毛による前処理を各々5分ずつくらい、計10分程度行いました。チークドア本体を削ってしまうのは怖いので、紙やすりによる処理はかなり控え目で済ませました。

次に、容器に塗料を注ぎ、それを刷毛で塗るとともに適宜ウェスで擦り込んで仕上げます。刷毛塗りは擦り込み塗装よりもだいぶ作業が速く進むのですが、それでも全面の塗装に2時間ほどかかりました。

玄関チークドア塗装途中の様子

上の写真は、ドアの下半分だけ塗装したところです。上下で色の濃さが異なるかと思います。

玄関チークドアの塗装完了の様子

完成。今回は買い置きの塗料の残量が少なく使用量を抑えたため、塗りが甘いところもチラホラと見受けられます。写真で見ると違いが分かりにくいですが、塗装前と塗装後を肉眼で見比べると一目瞭然です!

塗装後はマスキングテープなどを取り除き、刷毛に付着した塗料を少量の刷毛洗い液でもみ洗い。廃液は有機溶媒なので、灯油タンクなどの適切な容器に保管し、専門業者に処理を委託してください。少量であれば新聞紙などに染み込ませ、風通しの良いところである程度揮発成分を飛ばしてから燃えるゴミに捨てられる場合もあります。

塗料を除いた刷毛は、水洗いしてこれまた風通しの良いところで保管しましょう。

チークドアの塗装は結構重労働ですが、家の顔である玄関がピカピカになると気分がいいですよ!

参考

新築時の玄関ドアは【Web内覧会】第1回 玄関編をご覧ください。この頃は雨染みや黒カビが無く、縦に板の継ぎ目? もはっきりと見えていたようです。

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